自動エサ寄せ機

MOOV 2.0

エサ寄せ作業の自動化で作業時間&省力化。採食量アップで乳牛の健康と乳量も向上

MOOV 2.0は、これまで蓄積されてきた高精度かつ信頼性のある走行制御技術により、正確にエサ寄せを行います。定期的に飼料を飼槽壁に寄せることで1日の総採食量を増加させ、結果的に1日あたりの1頭毎の乳量増加が期待できます。
また、定期的なエサ寄せは選び食いを減らすことができるため飼料コスト(残飼等)を削減できます。

MOOV 2.0

Point1

スマート農業を支える JMSメールサービス

MOOV 2.0は、インターネット経由で、稼働データをJOZ社のサーバーに随時送信します。
トラブルによる機器の停止やメンテナンス時期記到達などの正常稼働に必要な情報を、お客様のスマートフォンなどにメール送信し、迅速な対応が可能です。

※JMSとは、JOZ Management System の略称

Point2

牛の快適性を高めて乳量の増加と飼料コストの削減

多回数のエサ寄せにより、牛はいつでも採食することができるので、飼槽への訪問回数が増加します。訪問回数が増加すると1回あたりの採食時間が短くなるため、飼槽に牛が集中する時間帯が分散し、穏やかに採食できます。これにより、特に若い乳牛や泌乳前期の牛は、より頻繁に採食することができ、いわゆる「弱い牛」であっても、より高品質の飼料を今まで以上に採食することができるため、結果的に乳量の増加と残飼の削減が期待できます。

Point3

省力化に貢献

自動で複数回エサ寄せを行うことで、省力化に貢献します。
手作業で1回5分のエサ寄せ作業を1日3回行っている場合、1年で約90時間エサ寄せ作業をしていることになります。MOOV 2.0を導入することで、今までエサ寄せに割いていた時間をそのまま他の作業にあてることができ、労働時間と人件費を削減できます。
また、リモコンを利用してプログラムを設定することで、牛群や牧場に合ったエサ寄せルートとエサ寄せ開始時間、エサ寄せの幅を簡単に設定することができます。充電はエサ寄せが終了する度に自動で充電ステーションに戻って自動で充電し、次に設定されたエサ寄せ時刻まで待機します。また、充電ステーションは牛舎内に設置でき、コーナーやU字路にも対応しています。

   

MOOV2.0 本体の機能

  • 床に埋め込まれたトランスポンダーを検索し安定した走行を行います
  • 設定した時刻ごとにエサ寄せ幅を変更し、採食効率を最大限に高めます
  • 2個のAGMタイプのバッテリーで高い走行機能と強力なエサ寄せパワーを発揮します
  • 牛舎内に設置したJ-Load(充電ステーション)で自動で充電されます
  • 安全のためにモーターの過電流安全装置と衝突保護装置を装備しています
  • 走行中はビープ音を発生し居場所をお知らせし、緊急停止ボタンも装備しています
  • エサ寄せルートを複数設定可能です

   

様々な場所でも充電可能

エサ寄せが終了するたびに充電ステーションに戻り、次に設定されたエサ寄せ時間まで待機します。充電ステーションはコーナーや通路、U字路でも設置が可能です。

※安全上の理由から充電ステーションと壁の間に500㎜のスペースを確保してください。

   

製品仕様

MOOV 2.0 本体
寸法(H×W) 1003×φ1280㎜
ドラム部寸法(W×H) 678×1140φ
質量 680kg
走行速度 12m/min
電気モーター 走行:165W×2(ブラシレスモータ)

ドラム:192W×1(ブラシレスモータ)

バッテリー 12V×2(24V)、110Ah、AGMタイプ
走行時間 最大16.5H/日
走行制御 ガラス製トランスポンダーと3Dジャイロスコープ
素材(ドラム/ドラムスカート) ステンレス/耐摩耗性ゴム
走行可能な床の条件 勾配15%以内、段差25mm以内

※MOOV 2.0は屋内仕様です。

 

 

 

 

J-Load(充電ステーション)
寸法(H×D×W) 1757×217×400㎜
重量 17.5㎏
電源 200V×1(アース必須)、16A
充電電圧 DC24V
インターネット 固定接続(有線LANのみ)
主要素材 プラスチック(ABS)
MOOVとの通信方式 ワイヤレス通信(Zigbee接続)

※ZigbeeはZIGBEE ALLIANCE社の登録商標です。

 

 

 

 

J-Touch(操作ユニット)
寸法(H×D×W) 170×40×250㎜
重量 340g
使用材質 プラスチック(ABS)
ケーブル長 2m
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