搾乳クラスター
IQミルキングクラスターは、牛の分房の構造を考慮して設計され、分房別に搾乳を分けることができます。各分房ごとに搾乳された生乳は、分房ごとにミルクホースに向かうため、分房間でのクロス感染を低減します。各クラスターチャンバー内の傾斜によって、より高速かつ穏やかに生乳が流れます。
Point1
4本のそれぞれのチャンバーに鋼球が入っていて、乳頭に挿入した瞬間から真空がかかります。クラスター装着時、これまでのように空気の流入に気をつける必要がありません。また、クラスターが蹴り落とされた場合には自動で真空を遮断し、異物混入を防ぎます。
Point2
従来のクローでは、生乳がライナーを通過する直後に1か所に集められていました。IQミルキングクラスターは、各乳区からそれぞれ4つの小部屋（チャンバー）に運ばれるため、乳頭間のクロス感染が防止され、乳房の健康状態を維持します。各チャンバーには傾斜がついており、穏やかに生乳が流れます。
Point3
クローとライナー接続部の構造を一新することで柔軟性が大幅に向上しました。また、ライナーのねじれを予防するために工夫してデザインされています。さらに、ミルク・2連チューブの位置を見直すことで、クラスター全体の重心バランスも向上しました。
