精密飼養管理システム
チャレンジマン®20P (Challenge Man20 Precision)はICT※を活用した繋ぎ牛舎用精密飼養管理システムの総称です。経営効率に挑戦する人とマネジメントに加え、精密飼養管理を意味します。乳牛の持つ能力を最大限に発揮させ「儲かる酪農経営」に貢献します。
※Information and Communication Technology(情報通信技術)
Point1
・規模拡大による管理不足を防ぎます。
・少量多回数給飼により、牛の健康を維持することができます。
・ボディコンデションスコア(BCS)を適正化し疾病などを改善します。
・乳量連動により、牛の要求にあった給飼量を与えることができ、ムダな飼料を減らすことができます。
・適切給飼により、飼料効果を改善します。
Point2
CM20Pはつなぎ牛舎用飼養管理ソフト「VMAP-3」を中心として、MMD500(乳量計付自動離脱装置)とマックスフィーダー(自動給飼機)が相互に連動することで、精密飼養管理が実現します。今まで個々に稼働していた機器の情報をVMAP-3を介して統合することにより、給飼や繁殖管理、健康状態の把握に活かし、個体管理の相乗効果をもたらします。
VMAP-3は、日々取得されるデータを基に様々な計算・解析を行うことで牛の変化に素早く対応し、状況に合った適切な牛群管理のお手伝いをする乳牛飼養管理ソフトです。MMD500、マックスフィーダーと連動することで、より精密な個体管理が可能となります。
実際のVMAP-3の画面をご紹介します。
発情予定の牛や繁殖に問題のある牛、乳温や電気伝導度で異常値が出た牛、機器エラーなどを見ることができます。該当牛や警告があった場合に表示されます。
牛一頭一頭の個別情報を記録しておくデータベースプログラムです。性別・生年月日・転入日・除籍日・共済番号・登録番号・検定番号・産次別繁殖成績・血統情報などを入力します。牛群全体の情報表示や個体・産次別の繁殖情報と疾病情報を時系列に把握できたり、発情予定日・妊鑑予定日・乾乳予定日などの各種予定日を表示します。
牛舎全体の牛の状況が一目でわかるプログラムです。牛を選択すると、その牛の状況を見ることができ、搾乳牛舎内での牛の移動や乾乳牛舎と搾乳牛舎間の移動はドラッグ&ドロップで簡単に操作できます。ミニ個体台帳を画面右側に表示することができるため、牛舎内の気になる牛の状況を簡単に把握できます。
分娩後受胎までに要する日数の目標値(VWP※1)を定め、この目標値を超えても受胎しない日数を「ペナルティ日数」と呼び、ペナルティ日数の平均がJMR※2です。このようにJMRを計算し、数値の動きを追うことにより、牛群の繁殖成績を総合的に評価することができます。
各牛の空胎日数を表すグラフです。妊娠、未妊鑑、未授精で色分けし、棒グラフの上端(-)にマウスを当てると個体番号、受精日、空胎日数を表示します。初回授精の遅れや授精回数、発情の見逃し、受胎率の低下などを視覚的に捉えることができます。
個体毎に1日の給飼量を設定でき、また給飼パターンを作成することで、出産日からの経過日数で給飼量を変えて給飼することができます。
また、MMD500と連携することで、乳量に連動した給飼を行うこともできます。
※自動給飼機マックスフィーダーと連携した場合に使用できます。
MMD500でリアルタイムに計測された正確な乳量・乳温・電気伝導度をVMAP-3で管理します。乳量管理による自動給飼機との連動、乳温・電気伝導度による病気の早期発見などが可能になります。また、繁殖情報、搾乳禁止情報をMMD500でお知らせします。※ICAR認証取得、乳用牛群検定全国協議会使用承認取得
VMAP-3で乳量連動給飼設定をすることにより、毎日の乳量の変化に対応した給飼量を自動計算し、マックスフィーダーシリーズ(自動給飼機)で給飼します。BCSの改善、ムダ餌の削減などが期待できます。
2019年5月1日の改元に伴い、ビジュアルマネジメント(VMAP)は、和暦による入力と表示ができなくなります。つきましては現状の和暦を利用している方に、対処方法を掲載しました。お手持ちのバージョンに合わせて対処方法を実施してください。
型式 | VMAP-3 |
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対象OS | Windows8.1,Windows8,Windows7(ServicePack1以降) ※各日本語OSの64bit版(x64)、32bit版(x86)に対応しています。 CPUインテルCore i3以上のプロセッサまたは同等の互換プロセッサ |
メモリ(GB RAM) | 4 |
ハードディスク(GB) | 2以上(データは除く) |
解像度(pixel) | 横1366×縦768以上 |