ふん尿搬出機
スクレーパー本体の形状はフラップ式スクレーパーとV型スクレーパーの2種類があります。
設定した頻度で自動的に通路の除ふんを行うため、通路を清潔に保つだけでなく除ふん作業の省力化を実現します。また、搾乳ロボット牛舎では稼働率の上昇につながります。
Point1
1台のスクレーパーが除ふん可能な通路長さは最大90mです。
フラップ式スクレーパーは稼動と同時にフラップ(かき板)が下がり、ふん尿をかきはじめます。後退時は稼働と同時にフラップが上がるためふん尿の持ち帰りがなく、スクレーパー格納部の省スペース化が可能です。また、スクレーパーは中央で折り畳みが可能で、通路にホイールローダー等の乗り入れが可能です。ゴムマット通路にはフラップ式スクレーパーを推奨します。
一方で、V型スクレーパーは敷料が絡みつきにくいため牛床に長い敷料(稲わら、麦稈)を使用される場合はV型スクレーパーを推奨します。
Point2
対応可能な通路幅は1.8~5.0mでさびにくい溶融亜鉛メッキ仕上げを採用しています。通路の長さが異なる牛舎にも対応可能です。
Point3
チェーン速度は毎分3m、牛に優しい速度で確実に除ふんします。チェーン摩耗状態に合わせて3種類のスプロケットで対応できるため、チェーンの交換頻度を抑えることができます。
コンクリート通路では、鋼板製か硬質ポリウレタン製のワイパーを選定します。
チェーンの緩みを自動的に調節します。
項目 | 仕様 | ||
モーター容量 | 0.37kW | 0.55kW | 0.75kW |
外形寸法 | 484×1133×1384㎜ | ||
質量 | 291㎏ | 319㎏ | 350㎏ |
電源 | 三相 200V 50/60Hz | ||
電力 | 0.37kW/0.45kW | 0.55kW/0.65kW | 0.75kW/0.90kW |
対象チェーン | 13㎜リンクチェーン | ||
走行速度 | 3.3m/min | 2.8m/min | 2.7m/min |