自動搾乳ロボットの導入事例

規模拡大でDairyRobotR9500導入。カウコンフォートが高まり平均乳量もUPした

株式会社サンエイ牧場様(北海道広尾郡大樹町)

株式会社サンエイ牧場様(北海道広尾郡大樹町)は、2025年3月に新築牛舎で搾乳ロボット「DairyRobot R9500」を8台導入されました。

導入機器 搾乳ロボット「DairyRobot R9500」8box
餌寄せロボット「MOOV 2.0」 2台
カウブラシ
飼養頭数・搾乳頭数 飼養頭数:2800頭
経産頭数:1700頭(うち搾乳ロボット430頭)
課題
・規模拡大をしたいが、スペースがない
・人手不足に対する対策を行いたい
改善
・牛舎と搾乳施設が統合されていて、独立して搾乳可能
・自動搾乳で省力化を実現
・牛のストレスが減り、乳量がUPした

導入のきっかけ

「DairyRobot R9500」を選んだ理由

既存の施設では50Pのロータリーパーラーで搾乳を行っているのですが、そこから更に規模拡大したいと思っていました。既存牛舎は満床のため別の敷地に施設を立てるとなったので、牛舎と搾乳システムが統合されているという条件から、搾乳ロボットを選択しました。搾乳ロボットをORIONから購入したのは、既存のロータリーパーラーもORIONだったので使用感や入替えがスムーズかと思ったからです。現在も、今まで通り既存のパーラーで1日3回搾乳を続けつつ、R9500牛舎で初産や泌乳ピークの牛を選別して搾乳を行っています。

導入して良かったところ

平均泌乳量が4㎏程増えました。特に初産牛の乳量が伸びていますね。エサの配合も関係あるかと思いますが、搾乳ロボットの方がカウコンフォートや牛の快適性に優れているからかなと思います。ロータリーで搾乳する場合は、時間になったら強制的に牛を移動させないといけないので、少なからず人間に対するストレスがあったと思います。搾乳ロボットでは牛が自由にアクセスできるので、牛がおとなしくなり人が近づいても逃げなくなりました。毎日牛と接しているので、牛と人との距離が縮まるという点でも嬉しさを感じますね。

搾乳ロボットでの作業

ロボット牛舎での主な作業者は牛舎内管理が1名、ベッド掃除で2名で1日2回の牛追いをしています。ロボットの操作は使用頻度の高いボタンをいくつか覚えておけば、誰でも簡単に操作できます。あとは、修理がある際にはなるべく立ち会って、簡単な不具合であればすぐに自分たちで解決できるようにしています。そうすれば復旧までの時間が短くて済む。OIRON担当者は、機械のことを良く教えてくれるし、いつ電話しても来てくれるので、バックについている安心感があります。

搾乳ロボット導入に向けて準備したこと

ロボット導入で準備したのは、ロボットを扱える人材の確保です。導入の2~3年前から視察に行き、作業内容や役割分担を考えました。ここ10年くらいは人材確保に苦労することが多いと思いますが、長い目で見ればこれからはロボット化して省力化が進み、人がいなくても成立するシステムが普及していくと思います。

今後の目標

現在ロボット牛舎は初産300頭、経産100頭の牛を入れています。ロボット搾乳を経験した初産牛が2産目になった時、ロボットに慣れている牛が経産牛となって帰ってくるので、すぐに適応してくれるのではと期待しています。今年1年はプレ期間みたいな感じで、来年あたりから高泌乳生産を目指していきたいです。まずは500頭増頭を目指し、その後も規模拡大を続けたいと思います。また、循環型農業を経営理念にしているので、利益向上に重きを置きながら、その土地に見合った無理のない規模拡大を目指していきたいです。

導入製品