設備用精密空調機 PAP-R 温度制御タイプ
空冷式/リモートコンデンサ型
恒温室・クリーンルーム用

PAP20A-R / PAP40C-R
PAP80B-R / PAP120E-R

処理風量
20~140 m3/min
※3~15馬力
温度制御精度
±0.2 ℃
設定温度範囲
18~30 ℃
  • 高精度空調と連続運転の両立
  • ヒートポンプバランス制御+
    インバータ回転数制御で大幅な省エネを実現
  • 制御盤内蔵で現地計装工事が不要
設備用精密空調機 PAP-R 温度制御タイプ/空冷式/リモートコンデンサ型
supereco2
安心冷媒回路2年保証
※本製品の冷媒回路保証期間は、お買い上げ後 2 年間
(ただし稼動時間 10,000時間まで)です。
  • 温度制御
    温度制御
  • インテリジェントモニタ
    インテリジェントモニタ
  • 容量制御
    容量制御
  • IoT対応
    IoTシステム

特長

設備用精密空調機 PAP-R シリーズ

高精度と連続運転の両立

オリオンPAP-Rシリーズは、ヒートポンプバランス制御により冷媒量を制御しているため、デフロスト運転、オイル戻し運転がありません。そのため連続運転でも安定した高精度維持が可能となり、1年を通じて安定した温度管理をすることができます。

温度制御精度
±0.2℃

  • 制御空気吐出センサ設置時(機器単体の保証値)
吐出温湿度グラフ
24時間デフロスト運転・
オイル戻し運転無し

高精度での連続運転が可能、温度にブレがありません。

デフロスト運転時のイメージ
オリオン独自の高精度/省エネ制御

ヒートポンプバランス制御+インバータ回転数制御で大幅な省エネを実現

オリオンのヒートポンプバランス®制御(スーパーレヒート仕様)は、圧縮機の吐出冷媒を独立した二つの電子比例制御弁を用いて流量調整を行いコントロールしているため、高精度制御が可能です。
また、DCインバータ駆動圧縮機を搭載することで、独自の回転数制御により負荷変動に応じた最適な運転が可能となり、大幅な省エネ効果を実現しました。

従来:一般空調機+ヒーター制御

一般空調機+ヒーター制御

ヒートポンプバランス®制御
(スーパーレヒート仕様)

ヒートポンプバランス制御(スーパーレヒート仕様)
圧縮機の吐出冷媒を独立した二つの電子比例制御弁を用いて、加熱側・排熱側に分配・制御・比率による流量調整を行い、そのバランスと高度なコントロールにより空調しています。

インバータ制御とヒーターレスで省エネ

過冷却を抑制、省エネに貢献

温度制御が安定すると、インバータによる圧縮機回転数制御が作動。過冷却を抑制することで省エネに貢献します。

無駄な冷却をしない
室内機、室外機ともにインバータファン搭載

新開発の専用コントローラとの組合せにより、独自の冷凍サイクル最適化制御運転を実現しました。

設定温度に昇温後は補助加熱ヒータをオフにし無駄な電力をカット

通常の電気ヒータで再加熱する方法と比較して、空気を冷却する際に発生する排熱を利用して再加熱を行うため、電気ヒータの入力分が不要となり、大幅な省エネ効果があります。

無駄な電力をカット

設計負荷軽減/簡単工事

必要機器のシステム化と、豊富なオプションで煩わしいシステム設計が不要。設計から設置工事、試運転、調整作業の大幅な時間短縮が見込まれます。

設置工数比較イメージ
オールインワン設計

複雑なシステム構築、現地計装工事が不要(リモコン配線は必要)

現地調整はPAP本体のみ(ヒータ/加湿機の個別調整不要)

システム施行例
吸込制御方式(恒温タイプ)
システム施工例/吸込制御方式(恒温タイプ)
現地計装工事が不要

制御盤内蔵なので、現地計装工事が不要です。手軽に恒温空間が省工事で実現できます。

容易なシステム設計

すでに必要機器がシステム化されており、また、豊富なオプションで、煩わしいシステム設計が必要ありません。

用途

納入事例

設備用精密空調機 PAP-R シリーズは、高精度な温度環境を求められる様々な用途で活躍しています。

  • クリーンルーム(医薬品・化粧品製造など)
  • 精密加工室(ナノ加工機・放電加工機など)
  • 各種材料の保管など
  • 植物培養室・植物工場など
  • 精密測定室(三次元測定機・引張り試験機・レーザー測長機など)
納入事例1
納入事例2
納入事例3
納入事例4

設置事例

設置事例
設置事例
設置事例

アクセサリー(別売品)

様々なシーンの精密空調に対応いたします。下記のアクセサリー以外にも、お客様の環境、ご希望・ご要望に合わせて対応いたしますので、 お気軽にお問い合わせください。

HEPA付
プレナムチャンバ
HEPA付プレナムチャンバー
プレナムチャンバ
プレナムチャンバー
背面吸込ユニット
背面吸込ユニット
室外機防風防雪板
室外機防風板
ドレンポンプ
ドレンアップユニット
木台
木台
正面吸込
消音チャンバ
正面吸込消音チャンバー

アクセサリー(別売品)一例

  • リモコンケーブル
  • 統合コントローラ
  • 温度センサ
  • プレナムチャンバ組立
  • 交換用HEPAフィルタ
  • 正面吸込不織布フィルタ
  • 正面塞ぎ板セット
  • OAセット組立
  • ドレンポンプ
  • 木台
  • ベース塞ぎ板セット組立
  • 室内機用防振台
  • 正面吸込交換用サランネットフィルタ

仕様

温度制御タイプ
PAP20A-R PAP40C-R PAP80B-R PAP120E-R

設定可能温度範囲※1 18~30(循環仕様)
温度制御精度※2 ※13 ±0.2
冷却能力※3
(50/60Hz)
kW 8.0 12.0 25.0 40.0
加熱能力※4
(50/60Hz)
kW 3.0 5.0 13.0 14.5
定格処理風量 m3/min 20~23 40~45 75~80 110~140
最大機外静圧※5
(50/60Hz)
Pa 200 400



室内機設置温度条件 5~35
室外機設置温度条件 -5~43
吸込温度変化勾配 ℃/h ±2以内
吸込湿度変化勾配 %/h ±5以内



室内機※6
(高さ×幅×奥行)
mm 1800×980×555 1800×1100×555 1800×1500×600 1920×1700×790
室外機※6
(高さ×幅×奥行)
mm 824×810×420 1160×810×420 1420×870×800 1700×1400×600



室内機 kg 240 260 400 670
室外機 kg 65 80 130 230



電源※7 V(Hz) 三相200±10%(50/60)
消費電力※8
(補助加熱ヒータ無し/最大)
kW 4.8 / 6.6 7.5 / 10.5 11 / 17 17 / 28
電流※8
(補助加熱ヒータ無し/最大)
A 18 / 23 31 / 40 42 / 60 54 / 82
電源容量※9 kVA 8.0 14.0 23.0 29


音圧
レベル
室内機※10
(50/60Hz)
dB 68以下 69以下
室外機※10
(50/60Hz)
dB 59以下 60以下
温度制御方式   ヒートポンプバランス制御(スーパーレヒート仕様)
法定冷凍トン   1.01 1.61 2.74 4.98



冷凍用圧縮機 kW 全密閉型 1.7
(DCインバータ駆動)
全密閉型 3.0
(DCインバータ駆動)
全密閉型 4.6
(DCインバータ駆動)
全密閉型 11.2
(DCインバータ駆動)
熱交換器 放熱空気側   フィンアンドチューブ式
制御空気側   フィンアンドチューブ式
送風機 室内機※11 kW 両吸込多翼式 0.4
(インバータ駆動)
両吸込多翼式 2.2
(インバータ駆動)
両吸込多翼式 3.7
(インバータ駆動)
室外機※11 kW 有圧換気扇 0.2
(インバータ駆動)
有圧換気扇 0.1×2
(インバータ駆動)
有圧換気扇 0.75
(インバータ駆動)
有圧換気扇 0.61×2
(インバータ駆動)
冷媒制御方式   電子比例制御弁
冷媒   R410A R32
補助加熱ヒータ※12 kW 1.8 3.0 6.0 9.0
温度調節器   デジタル式電子温度調節器
温度センサ   白金側温抵抗体
凝縮ファン制御装置   インバータ制御
操作機   リモートコントローラ付属
ケーブル20m付属

規格   EIA規格 RS-422A/485、RS-232C準拠
最大接続台数   RS-422A/485:32台、RS-232C:1台
  1. 負荷によっては制御できない場合があります。除湿に必要な冷却量を含む冷房負荷および暖房負荷は前記冷却能力および加熱能力の仕様範囲内としてください。制御状態によっては処理風量を前記仕様範囲内で調整する必要があります。また、本機内の空気回路は完全密閉ではありません。
  2. 室内機吸込空気温湿度、室外機周囲風速・温度安定時。吐出口に制御センサ設置し、制御範囲内での温度設定した場合のコントローラ表示値精度(測定箇所1点)
    制御センサを吸込側に設置した場合は被空調エリアの容積、負荷変動量によっては前記の精度を維持できない場合があります。
  3. JIS規格(室内機吸込空気DB27℃WB19℃、室外機吸込空気DB35℃時)に準じた条件。室内機吸込空気条件、室外機吸込空気条件による冷却能力補正はカタログD-EG08 PAP-Rシリーズ(恒温タイプ) 冷却能力補正表を参照してください。
  4. JIS規格(室内機吸込空気DB20℃、室外機吸込空気DB2℃時)に準じた条件。室内機吸込空気DB20℃以下で前記能力の75%以上(補助加熱ヒータ分含む)。また、室内機吸込空気が約DB15℃以下では圧縮機を停止し補助加熱ヒータのみの運転となる場合があります。加熱能力とは別に冷却器での顕熱100%までの冷媒による再熱機能が内蔵されています。
  5. 送風機運転周波数60Hz、制御空気吐出側にて絞り、定格風量にて運転した時の機外静圧
  6. メーカーオプション・アクセサリー・突起部を除く。室外機、リモコン、メーカーオプション・アクセサリーは、室内機とは別送となりますので、現地での取り付けが必要です。
  7. 電源電圧の相間アンバランスは、±3%以内としてください。
  8. 仕様範囲内における最大値。
  9. 仕様範囲内における最大運転電流時。
  10. 定格処理風量にて運転し、室内機:正面1m・高さ1m、室外機:正面1m・高さ1.5mの位置で反響のない場所で測定した値(Aスケール)です。周囲の騒音や反響などの影響により表示値より大きくなる場合があります。
  11. 送付機の増風はできません。
  12. 冬季の装置立ち上げ時及び暖房負荷増加時のみ。
  13. コントローラ温湿度表示とお客様の基準温湿度計との誤差は測定温湿度バイアス機能にて調整してください。
  • 電源配線・室内外連絡配線は付属しておりませんので下記を参考に別途ご準備ください。
    ①動力線CV2 4芯 ×1本
    ②信号線CVVS1.25 4芯 ×1本 (シールド線)
    動力線と信号線は同一結束及び同一ダクト内に配線しないでください。また、配線長が冷媒配管長に対し過度に長くなる場合、周囲温度が高くなる場合は配線径を太くする必要があります。
  • 本機には漏電を検知して保護する機能はありません。一次側電源には漏電しゃ断器の設置が必要です。