オールフレッシュタイプ
除湿空調機 外気処理空調機(外調機)
フレッシュエコキューブ AEC
JIS 規格 標準状態 20℃ / 50% など DP 9℃ の空気をワンパスで供給
AEC600A / AEC1200A
- 吐出空気温度 設定温度範囲
- 18 ~ 30 ℃(DB)
- 内部冷却温度 設定温度範囲
- 9 ~ 12 ℃(DB)
- 最大冷却能力
- 9.0 / 18.0 kW
- 定格処理風量
- 480 ~ 600 m3/h /
960 ~ 1200 m3/h
- 外気を処理し、ワンパスで低露点空気を室内へ安定供給
- 各種材料や粉体の保管や生産工程など、湿気を嫌う環境を改善
外調機と空調機の違い
-
外調機と空調機の違いについてはここをクリック!
特長
外気処理空調機「フレッシュエコキューブ」とは
一般的な外気処理空調機との違い
冷暖房切替方式の場合
冷暖房切替方式の場合、中間期には送風運転となり除湿することが出来ません。
フレッシュエコキューブは中間期も冷凍用圧縮機を運転し除湿するため、一年通して低露点空気を供給します。
ヒートポンプ方式の場合
ヒートポンプ方式の場合、冬場の加熱時にデフロスト運転が必要となり供給温湿度が不安定になることがあります。
フレッシュエコキューブは吸込み空気温度が低い場合は補助加熱ヒータで加熱して供給するため、温湿度のブレはありません。
用途例
以下工程の防錆・防カビ・結露防止に除湿した空気をワンパスで供給します。
- プリント基板、IC・LSI、電子部品の保管
- 金属材料、樹脂材料などの保管
- 製薬・製剤後の粉薬貯蔵と包装
- 錠剤の圧搾・成形
- カプセルの貯蔵
- 三次元測定室の空調(20℃ / 50%)
- 動物室の湿度管理
- 倉庫内ダンボール箱の変形防止
- 書物や書籍の保管
湿度についてワンポイント
同じ湿度でも、大気(空気)の温度が高いほうが含まれる水分は多い
大気中に含まれる水分の量と割合のことを湿度と呼び、大気(空気)の温度によって、大気(空気)の中に
含むことができる水分量は変わります。
1m3 の空気に含むことが出来る水分量は、温度が低下すると少なくなり、温度が上昇すると多くなります。 湿度計などで湿度 50% と表示されても、20℃ / 50% 時 1m3 の空気に含まれる水分量は 8.65g/m3、30℃ / 50% 時 1m3 に含まれる水分量は 15.15g/m3 と、 同じ 50% でも気温 30℃ のほうが、空気中にたくさんの水分が含まれています。
そのため夏季などの気温が高い時期は、表示されている湿度より湿気を高く感じます。
また湿度が高い環境で粉薬や粉体材料などを保管すると、粉が湿気を吸ってしまう可能性があります。
» 不快指数と露点温度
相対湿度とは
上記の内容は相対湿度を指しており、一般的に天気予報などで言われる湿度も、相対湿度で表しています。
1m3 の空気に含むことが出来る水分量の限界は決まっておりこの限界量を飽和水蒸気量と呼びます。
相対湿度は飽和水蒸気量に対し何%の水分が空気中に含まれているかを表しています。
相対湿度が 100% に達すると、大気中に含まれる水分が飽和し結露が発生します。その時の温度を露点温度と呼びます。
絶対湿度とは
湿り空気に含まれている水分の量と乾き空気の量との重量割合を指します。
乾き空気 1kg に対して「kg / kg(DA)」または「g / kg(DA)」で表します。
仕様
型式 | AEC600A | AEC1200A | |||
---|---|---|---|---|---|
性能 | 設定可能範囲 | 吐出空気温度 ※1,※2 | ℃(DB) | 18 ~ 30 | |
内部冷却温度※3 | ℃(DB) | 9 ~ 12 | |||
最大冷却能力※4 | kW | 9.0 | 18.0 | ||
最大予熱(再熱)能力 | kW | 3.2 | 6.4 | ||
定格処理風量 | m3/h | 480 ~ 600 | 960 ~ 1200 | ||
m3/min | (8 ~ 10) | (16 ~ 20) | |||
機外静圧※5 | Pa | 400 | |||
環境条件 | 常用運転範囲(吸込空気)※12 | DB -5 ~ 33℃、WB 28℃ 以下 | |||
運転可能範囲(吸込空気)※6,※12 | DB -5 ~ 40℃、WB 30℃ 以下 | ||||
外形寸法※7 | 高さ | mm | 1800 | ||
奥行 | mm | 1500 | |||
幅 | mm | 1503 | 1856 | ||
製品重量 | kg | 600 | 800 | ||
制御空気吐出口(開口) | mm | 344 | 650 × 344 | ||
電気特性 | 電源※8 | V(Hz) | 三相 200 ±10%(50/60) | ||
消費電力※9 | kW | 12 | 21 | ||
電流※9 | A | 34 | 65 | ||
電源容量※10 | kVA | 14 | 22 | ||
騒音値※11 | dB | 66 | 69 | ||
運転制御方式 | 温度制御 | ヒータ PID 制御 | |||
除湿制御 | 圧縮機回転数制御 | ||||
装置項目 | 冷凍用圧縮機 | 構造 | 全密閉型(ロータリー式) | 全密閉型(スクロール式) | |
出力 | kW | 3.0(DC インバータ制御) | 7.46(DC インバータ制御) | ||
顕熱交換器 | クロスフロー式プレート型 | ||||
制御空気熱交換器 | フィンアンドチューブ式 | ||||
放熱空気熱交換器 | フィンアンドチューブ式 | ||||
制御空気送風機 | エアホイルファン | ||||
kW | 0.4(インバータ駆動) | 0.75(インバータ駆動) | |||
凝縮ファン | 有圧換気扇 | ||||
kW | 0.1(インバータ駆動) | 0.4(インバータ駆動) | |||
冷媒制御方式 | 電子比例制御弁 | ||||
冷媒 | R410A | ||||
冷媒充填量 | kg | 2.2 | 4.0 | ||
法定冷凍トン | 1.74 | 3.13 | |||
補助加熱ヒータ | フィン付シーズヒータ | ||||
出力 | kW | 5.01 | 10.02 | ||
温度調節器 | デジタル式電子温度調節器 | ||||
吐出空気温度センサ | 白金測量抵抗体 | ||||
操作機 | リモートコントローラ付属、ケーブル 20m 付属 | ||||
通信 | USB2.0、EIA規格 RS422-A / 485 |
- 吐出空気の制御可能温度範囲を表すものではありません。制御可能温度範囲は、吸込空気温湿度や処理風量により異なります。また、吐出口 1 点のコントローラ表示値であり、絶対温度を保証するものではありません。
- 本機は外気と内部冷却空気で熱交換を行うため、吐出空気温度は外気条件により変動します。
- 機内で空気を除湿するための冷却温度の目標値であり、冷凍用圧縮機の運転を停止する目安です。冷凍用圧縮機の運転/停止の切り替え時は、吐出空気温湿度が乱れる場合があります。また、本機は吐出空気の露点温度を精密制御するものではありません。
- JRA 規格(吸込空気温度 DB33℃、WB 28℃)に準じた条件にて、最大定格処理風量時。
- 送風機運転周波数 60Hz、制御空気吐出側にて絞り、最大定格処理風量にて運転した時の機外静圧。
- 本機の運転を継続しますが、装置の保護のため、出力を制限して運転する場合があります。また、周囲温度が設定内部冷却温度未満の場合は冷凍用圧縮機の運転が停止し、加熱ヒータのみによる運転になる場合があります。使用条件によっては本機に結露が発生する場合があります。
- 突起部を除く
- 電源電圧の相間アンバランスは、±3% 以内としてください。
- 仕様範囲内における最大値。
- 仕様範囲内における最大運転電流時。
- JIS 規格(B8616)に準じた条件にて最大定格処理風量時の代表レベル
- 使用条件によっては本機に結露が発生する場合があります。
外形図(単位: mm)
能力線図
アクセサリー(別売品)
アクセサリー(別売品)一覧
下記以外にもお客様の環境、ご要望に合わせて様々なシーンに対応します。お気軽にお問い合わせください。
名称 | 仕様 |
---|---|
①防雪フード組立 | コンデンシングユニット防雪フード(放熱空気排気側取付) |
②リモコンコード組立 | 50m 仕様 |
③リモコンコード組立 | 100m 仕様 |
④中性能フィルター組立 | 初期圧損:32pa 以下 捕集効率:JIS9908 2011形式 20.7μmにて 90%以上相当 |
⑤空冷コンデンサフィルターセット組立 | 背面用空冷コンデンサフィルターとフィルター押さえのセット品 |
⑥防風板組立 | 背面用放熱空気吸込側取付(AEC600A) 放熱空気吸込み側取付背面及び右側面用のセット(AEC1200A) |
⑦防振台 | 設計用震度:水平 2.0、垂直 1.0 |