水素利活用によるカーボンニュートラルへの取り組みについて
お知らせ
「須坂インター工場におけるカーボンニュートラルへの取り組み」(2025年11月21日に公表) に続き、
水素の利活用を中心としたCO₂削減の取り組みを段階的に拡大しています。
当社では、環境への配慮を単なるエネルギー調達の切り替えにとどめず、製造現場そのものに水素を実装することによるカーボンニュートラルの推進に取り組んでいます。
水素によるろう付工程の本格運用(2025年10月~)
須坂インター工場では、冷凍・空調機器の製造工程で行う配管のろう付において、従来使用していたプロパンガスに代え、水素を燃料としたろう付工程を2025年10月より本格運用しています。
これまでの検証により、作業性・品質ともに従来と同等であることを確認しており、水素の利活用を通じたCO2排出量削減を実現しています。
自社開発の水素発生装置を稼働、水素を自社製造へ(2026年4月~)
2026年4月には自社開発中の水素発生装置による水素供給の実証試験を、須坂インター工場で開始しました。
本装置は、工場内に設置した太陽光発電による電力を活用して稼働しており、自社で生成した電力を用いたグリーン水素の製造が可能となっています。
これにより、工場で使用する水素を外部からの供給に頼るのではなく、工場内で製造・工場内で消費することを可能とし、水素を「つくる」工程と「つかう」工程を自社工場内で完結させる水素の地産地消モデルを提案しています。
水素使用比率を引き上げ、さらなるCO2削減へ(2026年4月~)
水素ろう付で使用する混合ガスについても見直しを行い、従来のプロピレン系ガスからプロパンガスへ変更しました。あわせて、水素の使用比率を約80%から90%へ引き上げることで、 燃焼の最適化を図るとともに、水素利活用によるCO2排出量削減効果をさらに高めています。
工場で使用する電気・ガスの環境配慮への対応(2026年4月~)
須坂インター工場では2026年4月より、環境に配慮した電気・ガスの活用を進めています。
これらは水素利活用によるカーボンニュートラルの取り組みを補完、製造現場で進めるCO2削減の取り組みを支えています。
EV導入による工場間輸送への対応(予定)
今後は、須坂インター工場と須坂本社工場間の製品・部材輸送において、EV車両の導入を進める予定です。
これにより、須坂インター工場に設置している太陽光発電の活用を広げるなど、物流面からもCO2排出量削減に取り組んでいきます。
2030年に向けたカーボンニュートラル工場の推進
オリオン機械は、2030年に須坂インター工場をカーボンニュートラル工場として推進することを中期的な目標に掲げ、水素の利活用を軸とした取り組みを着実に進めていきます。
今後も、製造現場での実践を通じて得られた知見や技術を生かしながら、持続可能なものづくりとカーボンニュートラルの実現に貢献してまいります。
