須坂インター工場において 水素ろう付の本格運用を開始
お知らせ
当社は2025年10月1日より、須坂インター工場における「ろう付」を、従来のプロパンガスから水素ガスに切り換え、本格的に運用を開始いたしました。
カーボンニュートラル社会の実現には、水素の利活用の推進が不可欠となります。当社では水素ガスを社内の生産工程に積極的に取り入れることで、水素社会の未来に向けた着実な歩みを進めていきます。
水素ろう付とは(冷媒配管のろう付)
ろう付とは、母材となる金属材料よりも融点が低い金属をろうを用いて接合する溶接技術の一種です。当社のチラーに代表される冷凍機器の生産工程では冷媒配管の「ろう付」が欠かせません。 ろう付には従来からプロパンガスを用いていましたが、燃焼時に酸素と結びつくことで多くのCO2を発生していました。水素ガスに代替することでCO2の削減につなげています。
水素ろう付とは(冷媒配管のろう付)
従来のプロパンガスを使ったろう付では、トーチ(ろう付用の工具)からの火炎は青色ですが、水素ガスだけの水素専焼では火炎が透明に近い薄色となり、ろう付作業がしづらくなります。そのため、当社では水素ガスにプロピレン系ガスを加えた混合水素ガスを用いることで、従来と同等の青色の火炎でのろう付を行っております。 なお、水素ろう付の機材は混合水素ガスの生成に必要な混合機以外は、従来のホースやトーチをそのまま利用することができます。
水素ろう付による効果
水素ろう付の導入により、従来と比べてCO2排出量が約80%削減、酸素消費量も約50%削減されます。また、ろう付による表面の酸化が抑えられるため、仕上がりも従来に対しきれいになります。
今後の展開
2026年4月よりグリーン水素によるろう付を予定
須坂インター工場では、2025年12月1日より太陽光発電が稼働いたしました。また2026年4月には省エネルギー型水素供給システムを工場敷地内に設置し、太陽光発電の電力を活用したグリーン水素の生成を行います。これにより、グリーン水素によるろう付を須坂インター工場すべての生産工程に拡大させることで、カーボンニュートラルを推進していきます。 また当社の本社工場も順次、水素ろう付に切り替えていきます。
見学のご希望やろう付の技術指導のご要望を随時受け付けております。ぜひお気軽にご連絡ください。
