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次世代エネルギーへの取り組み ~ 水素事業

化石燃料にかわる新たなエネルギー「次世代エネルギー」として注目を集める「水素」。
オリオン機械では、カーボンニュートラルのカギになると言われる「水素」に関わる事業を展開しています。

水素ステーション

水素ステーションでは、82MPaの高圧水素を燃料電池車(FCV)へ充填しています。 写真のような水素ステーションに、オリオンのプレクールチラーやプレクール熱交換器が設置されています。

> 水素ステーションで活躍するオリオン製品

水素ステーション
ENEOS 稲沢石橋水素ステーション(愛知県稲沢市)

プレクールチラー
国内シェア 52%

プレクールチラー

プレクール熱交換器
国内シェア 25%

プレクールチ熱交換器

水素事業で活躍するオリオンのコア技術

水素事業で活躍するオリオンのコア技術

水素ステーションでは、プレクールチラーで冷却した不凍液をディスペンサー内の熱交換器へ供給し、水素を冷却しています。

水素ステーションの構成
水素ステーションの構成

プレクールチラーの技術

水素充填を支える低温冷凍技術

プレクールチラーの技術
型式
PEC10000A-WL
PEC22000C-WL
PEC40000A-WL
冷却能力
10~40kW
設定温度範囲
-40~-30℃
液槽容量
200L

> プレクールチラー 仕様・特長

納入実績

国内 82台/158箇所 シェア 52%

  • 2024年10月時点
納入実績

福島水素エネルギー研究フィールド

  • 再生可能エネルギーを利用した世界最大級となる10MWの水素製造装置で水素を製造(1,200Nm3
  • FCV、FCバス、FCトラックなどの新たな水素モビリティー(移動手段)の導入推進
  • 2030年までに水素ステーションを福島県内20箇所に設置する目標
水素ステーション
▲ 福島水素エネルギー研究フィールド

プレクール熱交換器の技術

高強度を支える拡散接合技術

プレクール熱交換器は、切削プレートと何層ものエッチングプレートが重なって構成されており、高圧でプレスすることで接合されています。

切削プレート
切削プレート
エッチングプレート
エッチングプレート
切削プレート

充填される水素は82MPaの高圧状態であるため、熱交換器にも高い強度が求められます。当社の熱交換器は破裂強度420MPaを実現しました。

  • 1cm2に対する1MPaの圧力 = 10kgの荷重

金属組織の一体化

切削プレート
エッチングプレート
プレクール熱交換器の技術

高効率を支える熱流体解析技術

解析モデルを用いて、FCV と FCトラックへ充填可能な小型・高効率熱交換器の開発を行っています。

切削プレート
解析モデル
エッチングプレート
メッシュ作成
切削プレート
切削プレート

水素関連製品の研究開発
水素社会に向けたオリオンの研究開発

  • 2013年

    プレクールチラー 販売開始

  • 2020年

    プレクール熱交換器 販売開始

  • 2021年~

    水素利活用技術に着手

    燃料電池試験機 外観
    燃料電池試験機 外観
    内製スタック
    内製スタック
  • 2024年

    小型水素発生装置 販売開始

    水電解水素発生装置

    • 高純度水素を供給(0.5NL/min)
    • PEM型水電解セル採用
    • 気液分離器とドライヤーによる
      低露点の達成
    • PEM型:固体高分子膜型
    小型水素発生装置
    【詳細は画像をクリック】
  • 2025年

    省エネルギー型 水素供給発電システムの研究

    水素供給発電システム

    オリオン機械 須坂インター工場に
    太陽光パネルを設置し、実証実験予定

    須坂インター工場
  • 2030年~

    and more...