搾乳関連機器-点検のポイント

4.ミルカー部品消耗箇所の把握が必須

パイプミルカーはローライン方式(ミルクラインが乳房より下)とハイライン方式(ミルクラインが乳房より上)の二種類に分けられます。下図を見ながら違いを説明します。

【ハイラインミルカー】ハイラインミルカー
【ローラインミルカー】ローラインミルカー

ハイラインミルカー

牛乳はミルククローに集められてミルクチューブで上部のミルクラインへと送られます。
牛乳を高い所へ引き上げる力はミルクラインからの真空ですが、押し上げる力は『ブリードホール(ミルククローの小さな空気穴)』からの空気です。牛乳を素早くミルクラインに送ると同時にミルクラインからの真空をミルククローへ供給し、搾乳時に乳頭にあたる真空圧を安定させます。

※ ハイラインミルカー(1系統)は牛乳を引き上げる真空(5~7kPa)が必要なため、牛乳が少なくなると設定した真空圧が乳頭に伝わります『過搾乳には特に注意してください』

※ 1系統とは:ミルクライン・パルセーターラインが同一真空のミルカーです。

ローラインミルカー

牛乳はミルククローに集められてミルクチューブで下部のミルクラインへと送られます。牛乳を引き上げるための真空は必要ないため、設定真空は低くなります。

パイプミルカー設定真空圧の比較
ハイラインミルカー ローラインミルカー
真空1系統 ※真空2系統
通常設定真空圧 50kPa以内 - 40~44kPa
(ミルクライン/送乳) - 60kPa -
(パルセータライン/搾乳) - 40~47kPa -

※真空2系統とは:ミルクライン・パルセーターラインの真空圧が異なるミルカーです。


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